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木香設計室の設計作法

「自分の子供の家を建てるつもりで」

木香設計室では、自分の子供の家を建てるような気持ちで、愛情を持ってすまい手が末永く心地よく暮らせる家づくりを心掛けています。
  そのために必要なこととして、次の5つのことを大切にしています。

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1.安全性

・素材
可能な限り、自然由来のものを使用し、機械による換気に頼らず過ごせる室内環境を基本とします。
また、その素材のルーツが辿れ、顔の見える関係であることを大切にしています。
   

・耐震性
木材の特性を生かした適材適所の配材や、継手・仕口など木組についても先人の知恵に学び、配慮しています。
また、計画予定の土地について、その地形の成り立ちから紐解き、地盤としての安全性を確認します。

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2.快適性(心地よさ)

・日差し、風の取り入れ
冬の陽だまり、初夏に通り抜ける爽やかな風など、自然と寄り添った誰しもが感じるような心地よさを大切にします。

・温熱環境
真夏や真冬でも温度ムラの少ない室内環境をつくります。
真夏のひんやりとした土間や冬場たっぷりと陽を浴びてぬくぬくの無垢床など、輻射や蓄熱の効果を無理なく利用した緩やかな心地よさを大切にしています。

・湿度コントロール
しっくいや無垢材などの調湿する素材による仕上に加え、断熱材にもウールやセルロースファイバーなど調湿性能が高いものを使用します。

・ウチとソト、外部の取り入れ(植栽)周辺環境を読み解き、取り込むものと排除すべきものを見極め、その土地の特性を引き出して素直に計画します。

・ディテール(意匠性)
「神は細部に宿る」。巨匠ミース・ファン・デル・ローエの言葉にもありますが、細部にまで意識を持ってモノづくりをすることを大切にしています。
単に、きれいに納めるということではなく、素材の特性や経年変化を踏まえた上で、安易に接着剤だけに頼らないモノづくりを心掛けています。

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3.機能性

・家事動線
毎日のことだから、ストレスなく機能的な家事動線であることを大切にします。

人の動きとモノの動きを意識して、なるべく回遊性のある動線を心掛けています。

・モノの居場所
生活収納が適宜ちりばめられ、必要なものが必要な場所にムラなく配置されるモノの居場所づくりを意識しています。

木香設計室の設計作法: 最新プロジェクト
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4.耐久性(世代を超えて住み継ぐ家)

・基礎、骨格がしっかり
将来的にやり替えが難しい基礎や構造の骨組みは、耐久性の高いつくりを意識しています。

・可変性(シンプル)
家族の状況や住まい方は、時とともに変化することを前提に、なるべく作り込まずにシンプルな間取りを心掛けています。

・メンテのしやすさ
外壁に左官や板張りを使用する場合はきちんと軒を出して、雨がかりにならないよう配慮するなど当たり前のことを大切に考えます。
また、設備配管や外部の木部など将来的にメンテナンスや交換が必要なものについても、メンテナンスや交換がしやすいつくりを意識しています。

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5.プラスアルファの遊び心

・友人家族と集まってバーベキューができる広いデッキ、ひっそりと籠って読書ができる小さな空間など、暮らしが豊かになるプラスαのしかけをご提案します。

木香設計室の設計作法: 最新プロジェクト
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